2025/04/11 22:29

数年前、私は正社員として忙しい日々を送っていました。


朝早くから夜遅くまで働き、帰宅後はご飯を食べ、お風呂に入り、気絶するように眠る…そんな毎日。


さらに、大勢の前で発表する機会も多く、常にプレッシャーを感じていました。


気づけば、常備していた胃薬の瓶が空に。何事も重く考えてしまうようになり、

医師からは「日々のストレスや不安がコントロールできなくなっています」そう言われました。


そのとき初めて、自分がどれほど追い込まれていたのかを実感しました。


「何か楽しめる趣味を見つけよう。仕事も大切だけど、自分自身も大切にしよう。」


そう思っていた矢先、毛糸で編まれた素敵なハンドメイド作品に出会いました。


「こんなに可愛い作品を、個人で手作りしている人がいるんだ。」

ハンドメイドという世界を初めて知り、心がときめいたのを今でも覚えています。


素敵なハンドメイド作品を見て、小学生の頃ハマっていた編み物を再開。

作る楽しさに夢中になり、仕事の疲れも忘れるほどでした。


ハンドメイドに触れている時間だけは、仕事のプレッシャーや日々のストレスを忘れることができたのです。


どんどん気持ちが前向きになり、心がふっと軽くなっていくのを感じました。


「やっぱり、ものづくりって楽しい!」

その気持ちが高まり、次はレジンに挑戦。


ダイソーでレジンの道具や材料、花材を揃え、作品作りを始めました。


そして、初めて作ったレジン作品(ヘアピン)を母にプレゼント。


「わぁ!すっごく可愛い!これ手作りなの?ありがとう、嬉しい!」


想像以上に喜んでくれた母の姿に驚きましたが、

同時に「自分が作ったもので誰かを笑顔にできる」ということを実感しました。


ハンドメイド作品を見てときめいた自分のように、今度は私がその感動を誰かに届けたい。


そして、かつての私のように、日々の忙しさやストレスで心が疲れてしまっている人の力になれたら……。


「ハンドメイドに救われたから、今度は私が助けたい。」


「忙しい日々の中でも負担にならず、軽やかさを感じられる心地よいアクセサリーをお届けしたい。」


そんな想いが、ハンドメイド作家としての道を歩むきっかけになりました。


最初は編み物、次にレジンと異なるジャンルを経験しましたが、最終的に出会ったのは“ビーズクロッシェ”。


編み物の技術を活かしながらビーズを編み込んでいくこの技法に惹かれ、ビーズアクセサリー作家として活動することを決めました。